痩せるということは、体脂肪を正常な数値に戻すことですが、実は体脂肪を減らすのはそれほど難しいことではありません。
要するに消費エネルギーを摂取エネルギーより増やせばよいのですが、太りにくい体質になるためには、単に食事を減らすだけではなく、「食事」「運動」「生活習慣」の3つの側面からダイエットを実行していくことがポイントです。
食事については、1日に必要な摂取カロリーよりも、200~300kcal少なめにするのがコツです。
極端に食事量やカロリーを減らすと、体が飢餓状態になってリバウンドを引き起こす可能性があるので、低カロリーなメニューをバランスよく食べることを心がけ、1日3食30品目を食べる食生活に改善していきましょう。
また、食物繊維を多く摂って糖質と脂肪を抑えることも、体脂肪減少には効果的なので、摂取する食品のバランスも大切です。
太りにくい体質にするためには、「有酸素運動」と「無酸素運動」の2つを併用するのが効果的です。
「有酸素運動」とは、呼吸をして体内に酸素を取り込みながら行う運動のことで、ウォーキングやジョギング、水泳などが当てはまります。
酸素によって体脂肪と糖質が分解されますので、ダイエットに適しているといえるでしょう。
一方の「無酸素運動」とは、瞬間的に息を止めて行うような運動のことで、筋肉トレーニングやピラティスなどが当てはまります。
筋肉が増えれば、糖質をエネルギー源として消費する量が自然と増えるため、基礎代謝をアップさせることができます。
生活習慣としては、夜10時以降は脂肪を溜め込む酵素が増えるので、「夜食は摂らない」「睡眠をよくとる」など、規則正しい生活リズムを心がけることが大切です。
このように、「食事」「運動」「生活習慣」の3つを組み合わせて健康的なダイエットをすれば、自然と太りにくい体質に改善されていくでしょう。
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